涙
―涙―後編
あれから数日がたった。相変わらずはいつも笑ってる。
僕があの時見てたことには全く気付いてないみたいだ。
を見てるとじっとしていられなくなる。
あの時のことが聞きたくなってくるんだ。
あの写真は何?
なんで泣いてたの?
「」
「あ。椎名っ」
「ちょっといい?」
放課後。
珍しく今日は部活が休みで教室には僕とだけ。
は教師から言われたらしくプリント整理中。
チャンスだと思った。
僕が名前を呼ぶと動かしていた手を止めてこっちを向く。
名前を呼んだのが僕だとわかるとまた手を動かす。
多分この作業が終わるまでは手を止めないんだろうね。
だから僕はの方に行った。
「従姉なんだって?マサキと」
「そう。柾輝から聞いたんだ?」
「・・・あのさ」
「何?」
手を動かしたまま視線も下。
次に何を言われるか気にもしてない。
「なんで泣いてたの」
「え・・・」
言った瞬間手が止まった。
ゆっくりと顔をあげて。
何を言われたか理解できてる?
「こないだ泣いてたよね。なんで?」
「み、見てた・・・の?」
「ねぇ、なんで?」
理由が知りたくて僕はを問い詰める。
「ちょ、ちょっと待って・・・っ。つまり椎名は見てたんだよね?」
は混乱してるみたいだった。
「見てたよ」
「そっか。見てたんだ。うわ、恥ずかしっ・・・。
まさか人に見られてるなんて思わなかったなー。
泣き顔ってあんまり人に見られたくないんだよね」
そう言って笑う。
「あれはね、なんてゆうか嬉し泣きみたいなものだよ」
「嬉し泣き?」
「うん。嬉しくてつい泣いちゃったの」
「あの写真見て?」
思わず言ってしまった。
もちょっと驚いてる。
「そこまで見えてたんだ。あの写真は、って見せたほうがいいかな」
そう言って自分のカバンの中を探し始めた。
「はい。コレだよ」
受け取ったのはあの時が見てた写真。
そこに映っていたのは・・・
「それ、あたしの両親」
「・・・」
「あたしが産まれてすぐに事故で死んじゃったんだって。
あたし顔、全然記憶になかったから。だから柾樹に頼んだの。
家に写真あったって言ってたから。やっぱ親の顔みたいじゃない?」
「・・・」
「椎名がそんな顔しないでよー。気にしてないよ?」
あの涙にそんな理由があったなんて知らなかった。
あの光景が目に映ってから頭から離れない。
すごく綺麗だったから。
あれから僕とは話すようになった。
呼び方も苗字から名前呼びになったし。
そして今も二人で屋上でサボり中。
「あーあ。翼のせいでサボり癖ついちゃった」
「成績優秀な委員長が最近よくサボってるなんて想像できないね」
「翼のせい」
「人のせいにするの?」
「するのー」
ま。僕のせいなんだけどね。誘ったのも僕だし。
でもそれはといたいからだよ?わかってる?
「でもさ。僕、には悩みないって思ってた」
「あたしだってそんな完璧人間じゃないんだけど」
「意外とドジだし。意外と天然だしね」
「うるさいよ・・・」
といてわかった事。
すっと完璧だと思ってたけどそんな事なかった。
やっぱり普通の女の子だって思った。
「翼にだけは見られたくなかったのに」
「何を?」
「泣き顔」
「なんで?」
僕だけにってトコロが気になるんだけど。
「好きな人には泣き顔見られたくないに決まってるでしょ」
「・・・は?」
「うわーっ。そんな顔しないでよ。あ、嘘だと思ってるでしょう?
本当なんだけど。めったに泣かないのに翼見ちゃうしさー」
好きな人・・・って?
それって俺のこと?まさか。
「ねぇ。聞いてる?」
「・・・聞いてるよ」
「じゃあ返事は?」
返事って。やっぱり聞き間違いじゃなかった?
が俺のこと好きだって・・・。
「決まってるでしょ」
「決まってないよーっ。ちゃんと言ってよ」
「俺もが好きだよ」
「あたしの方が翼のこと好きだもんっ。」
「なにソレ」
普通の女の子って思ったけどやっぱって変わってるかも。
あとがき
翼:何コレ(再び)
朔:すいません・・・(怯)
翼:続きを書いたと思ったらこんなのだし。
朔:急いだんです!(これでも)
翼:しかも無理矢理ってのが見てわかるよね?
朔:申し訳ございません〜・・・
翼:せっかくリクしてもらったんだからしっかりしなよね
朔:おっしゃる通りで(汗)
翼:こんな駄文をここまで読んでくれてありがとう(にっこりv)
朔:本当にありがとうございます〜〜っ
翼:まだまだ未熟者だけどまた読んでやってね。
できれば感想はBBSかメールでね。それじゃあ、またね。