みかみんハピバ☆
プレゼント
プレゼント
あーっ朝っぱらからうぜぇ・・・
おかげでココ(屋上)に来るまでカナリ時間がかかった。
部室出たら女がうじゃうじゃいやがるし。俺のファンクラブらしいけど。
つーかファンなら嫌がってるってわかれよな。うるせぇし・・・
そう。今日は1月22日。俺の誕生日だ。
誕生日くらい静かに過ごしたいんですけどー。
・・・教室に戻るのもめんどくせー。今日は一日サボってやる。
「んー?どこ行った〜?」
いつもなら教室にいて騒がれてる奴が今日は来てなかった。
めちゃくちゃ人気があって学校外にもファンがいるらしいけど。
告白なんて日常化してるし・・・。まぁカッコイイんだけどね。
そんな人気者くんはサッカー部の司令塔やってるんだって。
いつも後輩をいじめてたりするんだけど・・・。
でも根は結構いい奴。優しいとこもあったりするんだよ。
「あ。いた・・・」
入り口からは死角になるトコロで寝てる三上 亮を発見した。
「寝てるし。」
起こしちゃ悪いし起こさないように横に座る。
てゆーか本当に綺麗な顔してるよね三上って。
女のあたしとしては結構(いやカナリ)羨ましいんだけど。
髪サラサラだし。げっまつげ長ー・・・。
あんまり見てると変な奴だと思われるけどなんだコイツは。
こんなに整った顔の奴がいてもいいわけ?ずるいってば。
ま、あたしは女らしくする気なんて全くないんだけどさ。
ガサツだし。髪もほとんどそのまま。たまに櫛で梳かすくらい。
化粧なんてするの絶対イヤ。めんどくさいし。
私服だってズボンだし。スカートなんて制服くらいだし。
家でおとなしくするより外で動いてる方が好き。
そんなワケだから女つーか男に近いかもしれないねー。
「何見てんだよ」
「うぉ!?」
イキナリ起きないでよ三上。
「おっ前・・・『うぉ!?』ってなんだよ。色気ねーなぁ」
「うっさい。あたしにそんなモノ求めるな」
今さら女らしくなんてできるかっつーの。
「お前こんなとこで何してんだよ」
「何って三上探してたんだけど」
「なんで」
「んー。なんとなく?」
「俺に聞くなよ・・・」
いつも教室にいる奴がいないから気になったんだけど。
そんなの言いたくない。絶対バカにされるし。
「三上はこんなとこで何してんのさ」
「避難」
「?なんで?」
「お前知らねーの?」
「??なんかあったっけ?」
三上が避難するような事あったっけ?
そーいえば女子が騒いでたような気もするけど。
なんか皆して三上探して・・・あ。
「誕生日だ」
そうだ。今日は三上の誕生日だった。
すっかり忘れてたよ。ごめんよ、三上。
そりゃ逃げたくもなるわな。女子怖いし。
「さっすが三上 亮サマだねー」
「うるせぇよ・・・」
「甘いの嫌いだっけ?ご愁傷様デス」
さすがの天下の三上 亮でも甘いものには勝てないんだね。
バレンタインも可哀想だよね・・・。
「ファンなら甘いもの嫌いだって覚えとけばいいのにね」
「お前ですら覚えてるんだからな」
にやり、って笑いやがった。
あたしですらってどーゆう意味だよ。
確かにあたしは物事覚えるの苦手だけどさ・・・。
「・・・教室戻る」
「何怒ってんだよ」
「別に怒ってないよ」
コイツには口では勝てない気がしてきた。
さっさと諦めて戻るべきだ。女子に見つかる前に。
思い立ったら即行動。あたしは入り口に向かう。
「ー。お前からはねぇーの?」
「何が」
「俺にプレゼントとか」
「・・・欲しかったの?」
あたしにプレゼントを求めるのか。この男は。
「言っとくけど用意してないからね」
そう言って屋上を出る。
三上は何考えてるんだか・・・。
プレゼントねぇ―――――・・・。
はぁ。疲れた・・・。
結局、今日一日屋上にいて来たのはいつものメンバーと
。
今年はからもらえると思ったんだけどなー。
1年の時からクラスが一緒で結構気が合う奴。
俺の周りの女はミーハーな奴とかそんな奴ばっかりだった。
みたいな女は初めてで
自分から好きになるなんて思ってもみなかった。
入学式サボろうと思ってたら飛び蹴りかまされた。
で、引きずられて入学式に行ったんだ。
同じクラスになった時は焦ったけどは面白かった。
微妙に天然だし。サバサバしてるから付き合いやすいし。
俺とは自然と一緒にいるようになった。
それで、俺はが好きだって気付いたんだ。
1年の時はは俺の誕生日知らなかったからもらえなかった。
2年の時は忘れてやがった。でもバレンタインはもらった(義理で)
だから今度こそ忘れるなって念を押しといたんだけど。
すっかりさっぱり忘れてやがった。今年もナシかよ・・・。
部活も終わったしいつものメンバーで帰る。
俺は一人離れて少し後ろを歩く。
前ではバカ代がぎゃあぎゃあ騒いでやがる。
こいつらにも一応もらったけど俺はのが欲しい。
「のだったら甘くてもいいんだけどな」
思わず口に出してしまった。
まぁ俺がが好きって事はサッカー部は全員知ってるらしいけど。
そこらへんの女に聞かれたらシャレになんねーしな。
周りに誰もいなくてよかったぜ。
「甘くてもよかったんだ?」
周りには誰もいないハズ・・・
「こら。無視すんな」
「・・・!?」
なんでこいつこんなトコにいるんだよ。
しかもこんな時間に!襲われたらどーすんだよっ
「・・・はい。コレ」
「なんだよ」
渡されたのは四角い箱。
ちょっと小さめで可愛くラッピングしてある。
「欲しかったんでしょ。だから、あげる」
「?」
「誕生日の」
・・・マジで?
からもらえたワケ?
あのめんどくさがり屋のから?
「それ、部屋で開けて。」
「今見てぇんだけど」
「ダメ。見たら返してもらうから」
「わーったよ」
「一応、甘さ控えめなんで」
「は?」
「じゃーね」
甘さ控えめ?ってなんか手作りみたいな言い方すんなよ。
早く寮に戻りてぇ。中身気になるっつーの。
「・・・。」
すげぇ・・・。つーかマジで手作りじゃねーか。
あいつ料理できたのか・・・意外だな。
中身は小さいチョコケーキ。
見るからに甘そう。匂いはあんましねーけど。
・・・甘くねぇ。食えるし。
俺マジで嬉しいんだけど。あのからもらえたんだぜ?
顔がにやけてるって渋沢に言われたけど知らねぇ。
好きな奴からもらえたんだから普通にやけるだろ。
「ん?カード・・・?」
『誕生日オメデト
一応作ったけど甘かったら捨てていいよ。
即効で作ったから形変かも。
ま、今年はこれで我慢してよ。
あたしの誕生日期待してるから。
【PS.好き】
』
「やっべー・・・」
も女だよな。すっげぇ嬉しい。
俺カードだけでも嬉しかったかもしれねぇ。
に惚れてよかった。
「ん?・・・この文の下なんか書いてあんのか?」
【PS.好き】
「マジかよ・・・っ」
今日は嬉しいことばかりだ。
からプレゼントもらえたし料理ができるって事もわかった。
そして意外にもからの告白。
明日に返事してやろう。
どんな反応すんだろ?驚くか?
それとも知ってたって言ったりして。
とにかく今日は最高の誕生日だぜっ
あとがき
三上さん誕生日夢です。。
おめでとうございます☆